2012/05/28

忌まわしい一日だった

一瞬のうちに不幸は訪れた。不幸というものは,何の前触れもなしに,突然,その邪悪な姿を現すのだ。
思えば,朝イチの仕事は空振りだった。不吉な予感はあったのだ。でも,その後が面白かったし,久しぶりに香椎のばあちゃん喫茶でゴルゴ13を読みながら食ったランチが満足気分だったから,油断がなかったか,と言えば,直ちに否定はできない。夕暮れ時は,嫌なおじさんとかおばさんとかの接客に追われたし,滋子姫や若きYが次々に帰った後は,少し寂しかったから,そこに落とし穴があったのかもしれない。だいたい,一人ぽっちで残るのは趣味じゃない。
iPodをちっこいチープなスピーカーにつないで古いアメリカンポップスをがんがん鳴らし,寂しさを紛らわせながらキーボードを叩いた。そんなとき,東京の世話好き女Yから携帯に電話があった。ちゃきちゃき系の威勢のいい話に,おおっ,そうか,よかったな,みたいに相づちを打ちながら,キーボードを叩き続けた。そしたら,突然,消えたのだ。慌てて起動したら,最後の1頁半くらいがない。どこかにバックアップはないかと探したけど,ない。
オフィスソフトをバージョンアップしたばかりだから,まだ慣れていないのだ。
くっ,あの力作のワードファイル1枚半だぜ。
探すより再現した方が早いか,と気持ちを切り替えて,資料をバッグに入れて帰ろうとしたら,今度はキーの束がない。ジョンレノンの格好いいキーホルダーにまとめたキーの束だぜ。
呆然としてバレリーナSに電話する。すぐに来てくれた。なんか,バレリーナSが現れたときは,天使が降臨したみたいに思えて,ラファエロの神々しい絵画とか思い出して,しみじみと嬉しかった。
帰り着くと,江戸の蕎麦をテーマにしたTVが面白い。少しばかりの豆ご飯に鶏肉,ギネスに黒糖焼酎を猪口に2杯。
変な一日だったな。
明日は長崎。
戦う目線で,雄叫びを上げるのだ。

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2012/05/27

休日

美女とイケメンとわたしの3人でMeetingする予定だった。だけど,美女が欠席して,麗しいシチュエーションは見事に打ち破られ,代わりに,わたしよりもむさいおじさんが参加したアンバランスで無骨な日常的状況に落ち着いた。
無理難題を唱える爺ちゃんがかき混ぜたところを,動揺する若い責任者Uを励ましたりして,軌道を元に戻したのだ。昔から繰り返されたシチュエーションだぜ。立ち位置が相転移すると,いずれは俺もあんなになるのかな。
博多駅のモスバーガーで,久しぶりにPCのファイルを整理した。新しいフォルダをいくつも作って,階層構造を工夫して,すっかり使いやすくなった。ファイル使いこなし系のアプリも快調。あれこれ過去のファイルをチェックしたりして,気がつくと,俺もね,いろんなことをやってるんだ。全部,マイナーでオタク的なところが,俺っぽくて,少しばかり,誇らしい。
帰りに事務所に立ち寄って,導入したPCFAXを試す。画像の再現が×だけど,テキスト系は使える。昔のアプリの方がよかったけど,ここは安価だから我慢するのだ。
自宅に帰り着いて,業務系のいくつか仕事をした。ほとんど反射神経だぜ。
それから,バドを軽く飲む。ネイビーブルーのボトルに入った奄美の黒糖焼酎が正解。夕食は,蕗と自前の味噌をのっけたキュウリ。それに新鮮な鯛の焼き物。
一通り仕事をして,階下に降りてTVをオンにすると,続・三丁目の夕日,なんて映画をやっていた。
黒糖焼酎を好きな猪口でやりながら観た。途中からやたらと涙が出てくる。舗装されていない道路の土煙とか,鼻をつく酸っぱい土の香りとか,三輪のダットサンのうるさいエンジンの音とか,油の臭いとか,隣近所のおじちゃんやおばちゃんとの境目のない一体的な生活とか,打算のないピュアな信頼とか,笑った時のおばちゃんの金歯とか,いつの時代も逞しい女の子の順応性とか,いつも俺に小言を言っていたおせっかい女とか,あれこれの秘密的な街角の喧噪とか。色と臭いを伴う映像がたくさん蘇る。あの頃の大人はもう,ほとんどいない。友達も俺も,みんな変貌を遂げたのだ。

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2012/05/25

老化現象

いってらっしゃい?
ん?お疲れさまの間違いでは?
事務所を出る間際のよんよんの言葉に,あれっ,と思ったら,間違っていたのはこっちの方だった。
そうだった。今日は夜も出先の仕事だったのだ。危うく帰宅してしまうところだった。やばい。やばい。
熊本で興奮的に過ごしたので,なんか,すっかり終わったと思っていたのだ。
いわゆる,あれですな。老化現象(^^ゞ
おっさん達を相手に,おっさん達が声を張り上げて頑張る。
狭い会場にぎっしり詰まったおっさんの群は,みんな頭から湯気を立ち上らせて興奮気味だから,かなりむさ苦しく熱い。。
終了後,集まって,気勢を上げたりすると,ばしばし背中を叩くんだもんな。興奮しているからっていって,力任せに叩くもんじゃない,と言いたい。
でもまあ,この空気は悪くない。

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2012/05/24

幸せの結論

幸せ状態は不健康だ。
火曜日はオリーブのワインが美味。月曜日に長崎で飲んだ紹興酒がひどかったし,最終電車まで飲んで悪酔いしたから口直しだぜ。シチリアあたりの澄み切った空の色が浮かんだりして,ワインの幸福感が透明な輝きを増していく。
水曜日は山口の獺祭。この酒が,今,一番気に入っている。でも,なかなかないんだよな。地元だから,カワウソ状態で,おおっ,みたいにたくさん飲んだ。例えようもなく幸せであった。
そんな訳で,本日は,ほぼ抜け殻状態だったのだ。
思えば,自宅に帰りつくなり,ベッドに倒れ込む毎日であった。
バレリーナSの,あれもやらなきゃ,これも,みたいな声が,虚ろに響いて,大脳が半分になったみたいな頭蓋にこだまする。
息も絶え絶えに,締め切りの仕事をかたずけ,この数日間を反省しつつ,本日は,ビールだけ飲んだ。
そういえば,ビールだけ,というのも再検討するんだったっけ。
もしかしたら,少し反省が足りないのかもしれない。

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2012/05/20

今夜の誓い

息を切らして駆けつけたら,入り口が堅く閉ざされていた。中の明かりが漏れてるから,きっと閉店したばかりだ。ドアを叩いて呼び出そうか。だけどなあ,アル中と思われるのも嫌だし。
そうなんだ。
夕暮れ時に電車を降りて,それっ,みたいに,いつもの酒屋に急いだ。でも,間一髪,間に合わなかったのだ。ため息をついて見上げると,茜色に染まる夕空をツバメが影絵のように飛んでいた。
しかたないので,今宵は,昨夜の残りの紅芋焼酎だぜ。
ここのところ体調が下り気味だから,アルコールとか煙草とかは控えめにしよう。
こんな一文を書くときに,焼酎のお湯割りが入ったコップを傍らに置いてはいけない。咥え煙草もいけない。
・・・そう。ビールはアルコールじゃなくてジュースである,とか言わないのだ。強い酒を飲むのが男らしいんじゃない。煙草を吸うときは,決して,いまさら,みたいに居直らない。
なんか,明日の朝は曇りらしい。日食グラスを買ったんだし・・なりふりかまわず,金環食を見せてくれ,と自然界のあまたの神々に祈りを捧げよう。
iPodの曲を全部リフレッシュしたら,BGMが極めて新鮮だ。
心を入れ替えて明日の長崎関係の準備をするのだ。

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2012/05/19

復活の夜

全ては終わった。完全復活だぜ。
寝た時には丑三つ時を回っていた。
JulietのHDは,すごくわかりやすいところにあって,抜いたネジは10本かそこらだった。USB3.0対応のケースにセットしてBacchusに接続すると,めちゃ早い。おまけに,Bacchusは買ったばかりだし,HDじゃなくてSSDだから,マジに早くて,きびきびしている。
それでも大量のデータをJulietの魂からBacchusの心に埋め込む作業はかなりの時間がかかる。
StonesのSoundが怪しく馴染む深夜だから,主なアプリをチューンアップして,Dataも少しばかり整理する。
今日は,昼過ぎに顧客を呼んでいたので,さっそく本格的に使ったのだ。
Pointing Deviceが敏感すぎるから,入力のときに右手の親指の付け根のあたりが触れて,誤入力の原因になった。感度を下げたら,かなりいい。何事もぴりぴりするのはよくないのだ。少しくらい鈍感な方が可愛い。夕暮れ時からのSkypeMeetingはクリアーな臨場感がある。Skypeは,ソフトもPCも大人になって,いよいよ威力を発揮してきた。Meetingに参加しながら,いくつかの新しいアプリを試した。使えそうな奴が1つ2つはありそうだぜ。
明日の日曜は佐賀,月曜は長崎。
Bacchusを従え,艶めかしいLeatherのケースに収まったJulietの魂を携えて,一目散に駆け巡るのだ。
今宵はCrystalGeyserのNaturalWaterで割った紅芋の焼酎がすこぶる官能的だ。

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2012/05/17

似たもの同士

6月のスケジュールがすかすか。とバレリーナSが騒ぎ始めた。うそっ,死ぬほど忙しい。と言って,バレリーナSがチェックしているGoogleカレンダーを見たら,げげげっ状態であった。
そういえば,彼女がGoogleカレンダーに入力したデータが iPadのカレンダーに反映されていない事故が2,3あったのだ。そうなのだ。iPadとGoogleカレンダーのシンクロがおかしくなっている。なんだか,あなたの言うことなんか聞きたくない,みたいな冷たい空気というものが流れている気がする。勝手に合わせないで,なんて言われても,それは困る。仕事に差し支えるのだ。
そこで急きょ設定をチェック。本来なら,多少,設定が間違っていても,そこはフレキシブルに仲良く対応してほしい。でも,機械というものは,あら,そう設定するの,へえー,じゃあ,みたいに,ちょっと間違えると,すねて,かたくなな対応しかしてくれないのだ。結局,シンクロする範囲の設定について,バレリーナSが直感的に言ったことが当たっていた。正しく設定し直すと,忌まわしい過去はすべて水に流れて消えた。一方に新しいデータを入力すると,他方は,わたしもわたしも,みたいな感じで,うふふ,と微笑んで同じデータを表示する。やっぱり似たもの同士の仲良しがいい。
戦いに倒れたジュリエットからのデータ救出作戦は明日に延期だ。
失敗したら,かなりやばい気がする。
でも,今日のパットメセニーのアルバムは,暖かい初夏の雨が上がった後みたいに,明るい透明な空気に満ちあふれているのだ。

 

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2012/05/16

可愛いタイプのPC

朝の仕事を終えて、一目散にPCショップに駆け込む。
第1希望のPCの在庫がなかったから第2希望をゲット。
ついでに、月曜日の金環食をみないといけないので日食グラスも購入。
なかなかいいぞ。
とりあえず使えるようにして、午後の仕事に臨む。
夜の宗像の仕事が終了すると直ちに帰宅。あれこれとソフトウェアをインストールして、セッティングをカスタマイズすると、ほぼお馴染みのわたし的ビジネスPCが完成。
もうちょっと仕上げに時間がかかりそうだけどね。
明日は、壊れたジュリエットからHDを分離して、データを取り出す。
このあたりの作業は、困ったことに、かなり楽しい。
楽しいから時間を忘れる→睡眠不足になる→不健康、というやばいシチュエーションが待ち構えているのだ。
それにつけても、かなりいい感じの、可愛いタイプのPCだぜ。

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PCのない東京

そういうことだ。ジュリエットなしでもなんとか生きていけるのだ。
早朝のフライトはやさぐれて寝ていた。到着したらそうもいかないから、豚まんをぱくつきながら準備して疾走したのだ。コンビニでノートとボールペンを買って、久しぶりにまとまったものを手書きした。緊張感がいい結果を生み出す。でも、満足感がない。
夕暮れ時から、中華料理店に場所を移して、アナザータイプのミーティング。何も警戒心とか、過剰な配慮とかいらない数少ない人々との交流に安らぐ。初めての店だけど、紹興酒がまろやかでうまい。料理もそこそこ。危うく帰りのフライトに遅れるところだった。
帰りの飛行機は、隣の席に美女がいた。おおっ、と思ったら、なんか、かなり危ない人だ。
新しいPCの候補は、ほぼ2つに絞った。後は手触りで決めるのだ。決め手はさわった瞬間の愛の数値だ。PCとの付き合いは愛が全て。

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2012/05/14

突然の不幸

いきなりだからね。目の前が真っ暗になる。
怪しげな兆候はあった。
懐かしい人々が夢に出てきて、いにしえの癒し系の空気が流れたり、珍しく気分よく目覚めたり。
おまけに長崎の仕事はまるで想定したとおりに進行するし、その後の現地の仕事がキャンセルになったから、昼下がりのビールにもありつけたし。かもめの車中では、快適に仕事をこなしたし、突然舞い込んだチャッチャみたいな仕事も忘れずに片付けたし、車内販売のお姉さんは、きれいで優しかったし、記念に皿うどんを土産に買ったし。
でも、家に帰るとこれだもんだ。
思えば、短い付き合いだった。すごいわがままなところは我慢できたけど、最近、けっこう重くなったのが気になってはいたのだ。
それでも、なんとか、ここまでやってきたのだ。愛着も湧こうというものだ。
さらば、ジュリエット。
あしたは東京。朝から動き回って、夕方から別の人々とミーティング。
そんなときに、ジュリエットがいない。
ただの鉄の箱となったジュリエットの亡骸には、大切なメールとか、沢山のメルアドとかが詰まっているのだ。
そういえば、携帯の住所録をなくしたばかりだ。これでとうとう、過去と本格的に決別なのかもしれない。
新しいPCを俺好みにするのって、大変なんだよな。
そんなわけで、今宵はiPadからなのだ。

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2012/05/13

ストレス

だらだらと起き出して、呆然と昼を過ごし、事務所に出たら若きYが仕事をしていた。
なんとなく仕事をして、自宅に戻ると在りし日の美空ひばりがTVのディスプレイの中で歌っていた。そんなとき、友人から、1週間のリフレッシュ休暇を取るから連絡無用なんていう脳天気なメールが届く。
リフレッシュ休暇、くっ、甘美な響きだぜ。考えたら、プライベートに24時間を使ったことなんて、正月からこっち、全くないんじゃないか。
わたしの人生のポリシーは、仕事とボランティアとプライベートという時の黄金3分割だったはずだ。文芸ものとエッセイと雑学ものという読書の黄金3分割は正しく守っているけど、時の方はかなりいいかげんになっている。あまり自覚はないけど、身体の奥深いところにストレスが蓄積しているかも。いけない。プライベートの時が充実しないと、仕事やボランティアの時は濃密でなくなる。
パットメセニーのアコースティックギターで癒されるこの一時は、かなり貴重かもしれない。
明日はまた長崎。火曜日は東京日帰り。
追いまくられて移動時間の空気を楽しむ余裕すらなくなったら、かなりやばいぞ。
周囲の人々との麗しい対人関係でかろうじて救われている気分だぜ。

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2012/05/12

日没時の酒屋

電車を降りると日没時だったので、いつもの酒屋に急いだ。ちょうど、店員の兄ちゃんが看板をかたづけていたところだ。よし、間に合う。あわてて店に駆け込んで、黒糖焼酎をゲット。ほろ酔い気分がいいぞ。
帰りのかもめで缶ビールを飲むと、昼飯を食っていなかったので、少しくらっとくる。それで、車内販売でちくわを買って、かじりながら残りのビールを飲んで寝たのだ。
今日の集会はなかなか熱気があってよかった。おっさんたちが元気なので、力が沸いてくる。声を張り上げてしゃべったら、多少、予定の時間をオーバーしてしまった。
行きの電車で読んだ時事問題系の活字が刺激的だ。
博多駅のホームの喫煙室は半分女性だった。

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2012/05/11

無常的な感覚

闘病生活を送っている敬愛するIと話をする機会があった。あれこれと研究し、医師と話し合って、治療方針を決める。そして、その成果を確認しながら次の手を打つ。命との戦いをさわやかに語るIはやっぱりすごい。
わたしの場合は、体質的な限界があって、子どもの頃から、寿命に対する諦めみたいな感覚がねばねばとまとわりついていた。それが思いっきりのいい選択を可能にしてきたのかもしれない。でも、あと1年で、おお行けるかも、じゃあもう10年、みたいに伸ばし伸ばししてきた最後の目標を達成してしまう。それからまた目標を10年伸ばすのだろうか。いくらなんでもこのあたりが限界だろう、みたいに思い続けてきたところだから、その彼岸を目指すのは、かなり、しんどい気がする。それとも目標を達成したから、後はますます好き勝手にするのだろうか。
そんなことは来年になってみないと分からない。でも、寿命が尽きたら、人々の心の中にあるデータベースから、わたしに関する情報は消去してもらいたい。わたしの痕跡はわたしだけのものにしていたいのだ。
パットメセニーのSpiritualなギターが心にしみて、なんだか、仏教的な無常的感覚にとらわれてしまう夜なのだ。

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2012/05/10

怒濤の夜

若い、とは言っても初期おっさんたちだけど、エネルギーの有り余っている人々と焼肉を食うと、それだけで体力を使い果たしてしまう。
そんなに大声でしゃべらなくても聞こえる。焼肉を3枚いっしょに食うのはやめろ。右手の箸で焼肉をつまんだまま、左手のジョッキでビールを飲み干したりして欲しくない。キムチを乗せて大飯をかき込むな。と言いたい。
しかも話題が怒濤の仕事関係と業界ネタだもんな。
日本の未来は、かくも賑々しく、夜、切り拓かれるのだ。
こんな夜には、切ないビリーホリデイだ。

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2012/05/09

ロシア料理を食う

今宵はロシア料理だぜ。
あいにくと広いテーブルが満席だったから、4人づつに別れて座った。わたしはおっさん組だから、ロシアのビールとか、スタルカなんていう美味い酒とか飲んで、オールドスタイルのたたかう話題で盛り上がる。イケメンのお兄さんは要領が悪くて、ただのイケメンだったけど、ボルシチとピロシキがいい。
そうそう、昨日はオリーブが休みだったから、次郞長寿司だった。もうすぐやってくる見習いさんが挨拶に来たので、これ幸いと、出かけたのだ。母M以外のメンバーが参加した。岩塩を削って、ちょんちょんして食べるイカのお造りが、相変わらず絶品。わたしとバレリーナSがミニ一口握りで、あとの人々は普通に寿司。
からすみと酒盗あれこれが、日本酒の味わいを引き立てる。わたしはいつもの八海山。滋子姫は辛口の船中八策。いつもは熱燗でおっさん風に猪口で酒を飲むフレッシュMは、香露なんていう洒落た酒を静かに飲んだ。
わたしは最悪の体調だったけど、店を出ると、若きYが珍しく帰りたくない雰囲気を醸し出していた。すかさず長老Hが、じゃあ、みたいに言って、わたしたちはブーザーの怪しげな玄関の扉を開いたのだ。
その後はよく覚えていないが、今朝は気持ちよく目覚めたから幸せだったのだろう。机の上のPCには書きかけのブログの記事があった。
かなりはしゃいだ色合いの記事で、おお、けっこうまともじゃん、と思ったが、賞味期限切れだからボツにした。
今週はパットメセニーを聴いている。今日のAlbumもかなりいい。

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2012/05/07

久しぶりにパット・メセニー

連休明けだというのに、何も違和感がない。
連休中は、働いたし、ボランティアしたし、よく寝て、よく食べて、よく飲んで、いい子でいたからね。
締切間際の仕事をバレリーナSの机にたくさん積み重ねていたら、きれいにさばけていた。おお、すげえ、と感動ものだぜ。
そして今宵も事務所で遅くまで残ったのだ。持って帰るには資料が多いから、3階のテーブルに資料をぶちまけて、左手で資料をめくりながら、右手でキーボードを叩いた。
帰ろうとして下に降りたら、滋子姫がまだ残っていた。滋子姫はちょうど帰ろうとしていたところで、わたしが片付けをしていたら、心配そうに、先に帰っていいですか、などと言う。ええーい、片付けくらいできるわい。
朝からひっきりなしに、おっさんたちから電話があって、貴重な時間が予定で埋まっていった。元気なおっさんたちが無骨にたたかう姿には感動を覚えずにはいられない。
そうそう、昼食のカレーに、卑猥目Nの誘いだというのに、リスの妖精Sと歌う天使Iがついてきた。
竜巻とか不穏な動きはあるけれど、本日の身のまわりの世界は極めて平穏に過ぎていったのだ。
こんな日は、久しぶりのパット・メセニーがいい。

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2012/05/06

16時間睡眠

16時間寝た。
夕刻のまだ明るいうちにベッドに入って一眠りと思ったのだ。そして、気がついたら、夜をスルーして、空がめちゃ明るかった。そういえば一昨日の夜は、若い人々とホテルで激しく飲んだ。わたしの部屋が飲み会の会場になっていたから逃げるわけにはいかない。翌日は、昼飯時から焼酎を飲んだ。楽しかったから、つい飲み過ぎたんだな。
昨日の朝は、漁師のおっさんと漁船で出かけ、大漁で帰ってきたのだ。
最近、魚が少なくなった海ではあるが、漁師のおっさんがこの日に備えて準備していてくれたから、みんな久しぶりにはしゃいだのだ。今年は家族づれが多くて、子ども達が喜んでいた。魚がたくさん捕れたら、ギョ、ギョ、ギョ、ギョ、ギョと驚いて、最後にウオーゥと叫ぶのだ、と言ったら、みな唖然としていた。そうか、小学校の低学年あたりだと、まだ、漢字には詳しくないのであった。
捕れたばかりの魚をさばき、刺身と塩焼きと天麩羅にして食べた。みんな、美味しい-と絶叫して、アイスボックスにいっぱいの魚を土産に持って帰ったのだ。
今日は昼過ぎから呆然と事務所に出ると、滋子姫が一心不乱にキーボードを叩いていた。
わたしは、たまった宿題をやる気のないペースでずるずると片付けた。
気がついたら暗くなっていたから、適当に切り上げて外に出ると、赤い月が空の低いところで不気味に輝いていた。
Shostakovichでも聴きながら、続きの宿題をやるのだ。お酒はそこそこにしておこう。

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2012/05/03

訃報

明日の準備にあれこれのデータをチェックしたりだとか、最近ちょっと気になっている方面を検索したりだとかしているうちに、知人の訃報が届く。
その年齢はないぜ、みたいに嘆くのは、いまや、白々しいのかもしれない。前後10年の年代が命の灯を消し去るのは、もはや珍しいことでも何でもない。そういう時期なのだ。
この身体だから、死のイメージはいつも具体的だったつもりだし、カウントダウンの映像は具体的だったのであるが、他人の死のイメージまでは持ち合わせていなかったのかも知れない。
それほど親しくはなかったけど、明朗で快活なKの生前の姿が浮かぶ。俺の言葉にかなり反応してくれた人だった。
わたしの心象風景の中心には、当然にもわたしがいる。その周りの世界には、様々な人がいる。それぞれの距離感。昨日まであそこにいた人が、今日は、わたしの世界から姿を消している。数十年いた人、数年の人。そんななかで、Kは少なくとも10年は、わたしの世界に居たのだ。
冥福を祈りたい。
分かっていたのなら、交わしたい言葉も一つ二つはあったのだ。

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2012/05/01

見事な舞台であった

それはもう、見事な舞台でございました。
このときに、などという思惑が見え隠れするのも、ああ、やはりこの人々は、などと、心に沁みて趣深く、自然なたたずまいに高貴な風情が色彩を芳しくするのでございます。そして、いつしか、分かりつつも、押さえた口元に笑みなど浮かぶのも面白く、やがて、そういえば、などと折々の場面で考えさせられたりしたのでございました。
パンやチーズ、それに西洋のワインなどというお酒を買い求め、家路に着こうとしたのではございますが、そこは感動の余韻というものが足元にまとわりつくのを防ぎがたく、あれもう少し、などという気持ちを押さえることができないのでございました。
そういえば、と、近くにいるはずのバレリーナSに連絡いたしますと、なんでも姪の写真が展示されている百貨店の展示コーナーの傍らで、感動のあまり、うちふるえながらハンケチの先端を噛みしめて、フリーズしているとか。
そういう次第でございますから、わたくしたちは、合流して、金銀細工のきらびやかな寿司屋で創作寿司などを軽やかに注文し、わたくしはといえば、少しばかりのお酒をたしなんだのでございます。
バレリーナSが伏し目がちにイクラのカクテル寿司にスプーンを伸ばし、渋茶をすすって、深いため息をつくなど、いとおかし。わたくしは、舞台の詳細を一つ一つ、おおあれも、そういえばこれも、などと振り返りながら、目出度いことよと、創作寿司に酔いしれるバレリーナSに語りかけつつ、静かに、お店のメニューから銘酒の数々を注文したのでございました。

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2012/04/29

中国系の美女

中国からの留学生の女の子がグラビアから抜け出してきたみたいにきれいだ。今日は古い友人たちとの飲み会だった。Eが受け持っている男子と女子の2人の留学生が参加していたのだ。
大昔の話が多少誇張されて、おもしろおかしい懐古的なイメージが駆け巡る。
それにしても、なんだ、この美しさは。日本にも韓国にもいないタイプだ。
透き通るような肌と柔らかな動作。メリハリの効いた顔立ちは大きな目が印象的。漆黒の瞳でしっかりと相手を見つめながら、流ちょうな日本語で話す会話には、確かな知性が感じられたりする。くつろいだ様子で、伏し目がちに話を聞く動作もあでやかである。
年寄りばかりだから、一次会だけの短い時間の飲み会であったが、そんなわけで、おじさんたちは、楽しくなって、つい飲み過ぎてしまったのであった。

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